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X線CT検査
CT(computed tomography)はX線を使用して、からだを輪切りにしたような画像を作成する装置です。
装置中央に開いたトンネルにからだを入れ、X線を連続的に360度方向から照射し、得られた情報をコンピュータ処理することで画像が作成されます。これにより臓器や骨、血管の形態を描出することができます。
また、連続した輪切り画像(2D画像)を重ね合わせることで3D画像を作成することも可能です。3D画像では、からだを前や横から見る表現、立体表現などがあり、診断に役立てられます。
中津川市民病院は、2024年10月にX線を出す装置を2個搭載した新たなCT(Dual Source CT:DSCT、SOMATOM Force)を導入しました。
新装置は、2024年時点で最速の撮影が可能なため、これまで以上に息止め困難や、体動心拍動の影響を排除したブレの少ない画像を作成することが可能です。お子様や寝たきりなどの指示が入りづらい方にも十分対応できるため、人に優しいCT装置と言えます。
また、新しい技術によって、従来装置よりも撮影時の被ばくを抑えた撮影をしても、作成する画像の画質は向上しました。診断に役立つ精度の良いものとなりました。
より体内の状態を詳しく評価したい場合は、ヨード造影剤という薬を(主に)腕の静脈から注射して検査を行います。造影剤を使用することにより、体内の腫瘍の有無や、血管の3D画像も表現しやすくなります。
ちなみに、検査薬を使用せずに行う検査のことを「単純CT検査」と呼び、検査薬(造影剤)を使用して行う検査のことを「造影CT検査」と呼びます。
患者さまへのメッセージ
金属が撮影部位にあると画像が乱れてしまうため、正確な診断ができなくなる場合があります。着用している金属の付いた服や下着、貴金属類があれば、はずして頂く場合があります。
なお、当院では検査着も用意しておりますので、必要に応じてそちらに着替えていただきます。
単純CT検査(造影剤を使用しない検査)を受けられる方へ
- 腹部の検査を受けられる方は、検査前の食事は控えて下さい。
(午前の検査・・・朝食を食べない。午後の検査・・・昼食を食べない。)
造影CT検査(造影剤を使用する検査)を受けられる方へ
- 検査する部位を問わず、検査前の食事を控えて下さい。
(午前の検査・・・朝食を食べない。午後の検査・・・昼食を食べない。) - 検査1時間前程度にコップ2杯程度の水分(水またはお茶)を飲んで下さい。
- 造影剤を使用するにあたって以下の項目に該当する方は事前にお知らせ下さい。
A) 過去に造影剤を使用した検査を受け、検査中または検査後に気分が悪くなった方
B) アレルギー(気管支喘息、薬などによる蕁麻疹、アトピー体質)がある方
C) 糖尿病のお薬(特にビグアナイド系)を服用している方
D) 授乳中の方 - 造影剤は尿として体の外へ排出されます.検査後は、排泄を促進させるために水分(水、お茶、ジュース等、お酒以外)を多めにお取り下さい。なお、水分摂取の制限を受けている方は、お知らせください。
- 検査後は、普段通りの生活で問題ありません。(食事や入浴に対して制限はない)
- 検査終了後まもなく、もしくは数時間後に、頭痛や吐き気、かゆみ、蕁麻疹などの症状があらわれることが稀にあります。何か体調変化が見られましたら当院を含む近くの病院にご連絡ください。
受診予約
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