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X線CT検査
CT(computed tomography)は装置中央に開いたトンネルに体を入れ、X線管と検出器によって連続的にいろいろな方向の情報を得て、その情報をコンピュータで計算させることで人体情報を画像化する高度なX線診断装置です。これにより臓器の形態、骨折、脳出血などの血管病変を検出することができます。
また、最近では3次元医用画像処理ワークステーションによって2次元の画像データを立体的に観察・評価することも一般的で臨床に広く応用されています。
中津川市民病院は、2010年3月にX線管を2つ搭載するCT(Dual Source CT:DSCT、SOMATOM Definition Flash)を新しく導入しました。
DSCT装置は、超高速に1 mm以下の画像データを取得することが可能なため、これまで以上に体動や心拍動の影響を排除した状態の臓器を観察することが可能です。
そのため、苦痛等により動かれる患者さんや小児のお子様にも十分対応できる人に優しいCT装置と言えます。
また、これまで心臓を栄養としている冠状動脈という動脈の検査(心臓カテーテル検査)は入院が必要でしたが、このDSCTを用いることによって入院を必要とせず、精度良く冠状動脈の評価が可能となりました。(症状によって冠状動脈の検査をCTにて行うことができない場合があります。)
また、より体内の状態を詳しく評価したい場合は、ヨード造影剤を腕などの静脈から注射して検査を行います。
この造影剤を使用した検査の事を「造影CT検査」と言い、造影剤を使用しない検査の事を「単純CT検査」と言います。
患者さまへのメッセージ
CT検査では検査部位に金属があると画像が乱れてしまい、正確な診断ができなくなる場合があります。金属の付いた服、下着、貴金属類をはずして頂く場合がございます。
なお、当院では検査着も用意しておりますので、必要に応じてそちらに着替えていただきます。
ペースメーカを装着されている方は、ペースメーカの種類、検査する部位や方法によってはCT検査ができない場合がありますので、検査前に医師または診療放射線技師までお知らせ下さい。
単純CT検査(造影剤を使用しない検査)を受けられる方へ
- 腹部の検査を受けられる方は、検査前の食事は抜いて下さい。(午前中に検査を受けられる方は朝食、午後から検査を受けられる方は昼食を抜いて下さい)
造影CT検査(造影剤を使用する検査)を受けられる方へ
- 検査前は検査する部位を問わず検査前の食事を抜いて下さい。(午前中に検査を受けられる方は朝食、午後から検査を受けられる方は昼食を抜いて下さい)
- 検査1時間前程度にコップ2杯程度の水分(水またはお茶)をお取り下さい。
- 造影剤を使用するにあたって以下の項目に該当する方は事前にお知らせ下さい。
A) 過去に造影剤を使用した検査を受け、検査中または検査後に気分が悪くなった
B) アレルギー(気管支喘息、薬などによる蕁麻疹、アトピー体質)がある
C) 心臓病、肝臓病、腎臓病、糖尿病、甲状腺などの病気がある
D) 授乳中の方 - 造影剤は尿として体の外へ排出されます.検査後は、排泄を促進させるために水分(水、お茶、ジュース 等)を多めにお取り下さい。なお、水分摂取の制限を受けている方は、お知らせください。
- 検査後は、普段通りの生活を送って下さい。(食事、入浴の制限はありません)
- 検査終了後、もしくは数日後に、頭痛、はきけ、かゆみ、蕁麻疹などの症状があらわれることがあります。何か症状が見られましたら病院にご連絡ください。
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