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血管撮影
血管造影検査(Angiography)とは、腕や足の血管にからカテーテルと呼ばれる2mm程度の管を挿入し、造影剤という薬剤を注入して、血管の形態や血流状態を連続的に撮影する検査です。 血管の病気に対しては必要不可欠な検査です。
検査中に異常が見つかれば、併せて治療も行います。
当院には、本館血管撮影室と南血管撮影室の2部屋、そして2台の装置が稼働しています。
本館血管撮影室では頭部血管や腹部血管、上肢血管の検査治療を行なっています。
南血管撮影室では心臓血管や下肢血管の検査治療、そして不整脈に対するカテーテルアブレーションを行っています。
2019年、南血管撮影室に2個のX線管球を搭載されたバイプレーン装置が導入されました。バイプレーン装置は、2方向から同時に撮影ができるため、検査に使用する造影剤の量を大幅に減らすことが可能となりました。
血管撮影検査の特徴
① 血管撮影検査は、診断と同時に治療も行うことができる。
② 血管の内部から治療を行うため、外科的処置に比べて体の負担が少ない。
③ 場合にもよるが、緊急時や、状態の悪い方への対応も可能。
造影剤
造影剤とは、画像診断をよりわかりやすくするために使用する薬剤全般のこと。
血管撮影検査では、ほとんどの場合が、ヨードを含んだ血管用造影剤を使用する。
造影剤の副作用
造影剤が体内に入るときに、熱く感じることがある。ただ、比較的短時間で元通りになる。
アレルギー反応のように副作用が出ることもある。(発生頻度や症状は様々なため、何か体調の変化が感じられれば、すぐに周りのスタッフに伝えること)
稀ではあるが、数時間経過した後に副作用が出ることもある。
検査を受けられる方へ
ー 検査の流れ ー
入室前 1. 検査治療の前には食事や水分はとらないこと
2. 医師の指示で、新たに投与したりや停止したりする薬剤があるため、確認すること
検査準備 1. 検査台に寝る
2. 血圧計や心電図計などの器具を装着する(必要であれば小水用の管を挿入する)
検査 1. カテーテル挿入部を消毒し、体全体を清潔シートで覆う
(シートで覆われた後は安全のために動かない、気になることは声でスタッフに伝える)
2. カテーテル挿入部を麻酔する
3. 針を刺して血管確保した後、カテーテルとガイドワイヤ―を目的箇所まで進める
4. 造影剤を使用して撮影を行う(複数回撮影することあり)
(息を止めて撮影を行うことがある、その場合は医師や放射線技師の指示に従うこと)
検査終了 1. カテーテル挿入部からカテーテルを抜き、数分間の圧迫による止血を行う
(覆っていたシートが無いこともあるが、まだ体は動かさない)
2. 止血完了後、血圧や心電図を確認して器具を脱着する
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