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当院の神経内科で「もの忘れ外来」を始めました
中津川市民病院 神経内科で「もの忘れ外来」を始めました
○ 「もの忘れ外来」とは・・・?
もの忘れは、高齢になれば誰でも出てきます。もの忘れも老化現象による緩やかな発生は心配ありませんが、認知機能の低下があるにもかかわらず加齢の変化と思いこみ、医療機関を受診しないまま認知症が進行してしまう方も見受けられます。そこで市民の皆さんに対して「認知症」について広く啓蒙を行うと共に、認知症を疑った患者さんが受診しやすい体制を整えるため、「もの忘れ外来」を始めました。
○ 「もの忘れ外来」では、どんなことをするのですか?
認知症かどうかを判断するために 以下のように検査を行い、診断をします。必要な場合には、さらなる検査や治療を行います。
1、
ご家族の方や身近な方からの生活の情報や今までの経歴と詳細な病歴を聞きます。
2、
ご本人にも同じように聞きながら、記憶の障害が加齢に伴う正常なものか、病的なもの忘れなのかを診察します。
3、
簡単な記憶テスト(HDS-R,MMSEなど)やうつ状態のテスト(BDI-II)を施行します。
4、
血液検査で感染症や内分泌的な異常がないかどうかをチェックします。
5、
頭蓋内の器質的な病巣の有無を確認するために頭部CT,MRIなどの画像検査をします。
6、
必要があれば脳波や脳血流シンチグラフィー、MIBG心筋シンチグラフィーなどを行います。
○ 「もの忘れ外来」にかかるには、どうすればいいのですか?
「もの忘れ外来」は予約制です。ご自分の「かかりつけ医」から当院の地域連携室を経由して「もの忘れ外来」へ予約してください。
受診時には、「かかりつけ医」の紹介状をご持参ください。
又、生活の情報や今までの経歴などがわかる方の同伴をお願いします。
中津川市民病院 神経内科「もの忘れ外来」
毎週木曜日 午前中(受付時間 AM8:15~AM11:30)