心臓リハビリテーション

　平成22年6月に心臓リハビリテーションを開設後、多くの心筋梗塞、心不全等の患者様がリハビリを経験し継続されています。患者様の多くはその病気を抱える以前から生活習慣に問題があり、再発を繰り返す方も少なくありません。
当院の心臓リハビリテーションは、入院で実施した運動・疾病管理・栄養管理などを在宅でも継続していただくために、多くの患者様が退院後、外来でもリハビリを行っています。

がんリハビリテーション

　がんは日本人の死亡原因の第1位であり、年々増加傾向にあります。わが国では疾病対策上の最重要課題として対策が進められ、がんが"不治の病"であった時代から"がんと共存"する時代になってきています。そうした背景を受け、2010年度の診療報酬改訂で新たに「がん患者リハビリテーション」が設立され、当院でも医師・看護師・リハビリ療法士がチームを組み、厚生労働省が指定した研修を履修し、理学療法、作業療法、言語聴覚療法にて、がんの入院患者様に対しリハビリを行っています。

呼吸リハビリテーション

　「病気や外傷によって呼吸器に障害が生じた患者様に対して、可能な限り機能を回復し、あるいは維持することによって、症状を改善し、患者様自身が自立した日常や社会生活を送れるように継続的に支援する医療」と定義され、当院においては呼吸機能のみではなく、病気の種類や肺の状態によって、全身的に包括的なリハビリを行なっています。

摂食機能療法

　人において、食事は単なる栄養補給の手段ではありません。気のあった者同士や家族で食卓を囲み、美味しさと満足、コミュニケーションを楽しむ大切な活動です。当院では脳血管障害などにより、口から食べることが困難になった患者様に、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、言語聴覚士、看護師による全病棟での取り組みとして、摂食機能療法を展開しております。