担当

専任臨床検査技師は１名。時間外は時間外勤務の臨床検査技師が輸血業務を兼務しています。

業務内容

• 輸血に関わる検査
  ABO血液型、Rh血液型、抗体スクリーニング検査、交差適合試験等。
  全自動輸血検査装置が導入されました。
  これまでの試験官による検査から機械での検査になりました。
  これにより従来より正確に、より多くの検査を行う事が可能になりました。

• 輸血用血液製剤の発注・管理・払い出し
  
  
  
• 輸血による副作用発生の把握
  副作用が疑われた場合には原因究明のため日赤へ報告します。
  
  
• 日赤製剤遡及調査
  献血者がB型肝炎、C型肝炎、HIV感染の疑いと判明した場合、日赤から該当製剤の遡及調査を依頼されます。
  該当製剤を輸血された患者さまに輸血後のウイルス感染がないか確認します。
  
  
• 院内輸血委員会の事務局
  安全で適正な輸血療法のために輸血に関わる院内の問題点、副作用報告、実績、院内マニュアルの整備等を検討する委員会の世話役をしています。
  
  

心がけていること

• より安全な輸血となるようにガイドラインに沿った運用にしています。
• 緊急時の迅速な製剤供給に努めています。
• 輸血用血液製剤の有効利用に努めています。
  （廃棄製剤が少なくなるように手術準備血もType＆Screenで準備し、最低限の在庫にしています。）
• 学会・研修会への参加や発表など、学術的な活動も行っています。
• 新たに導入した輸血管理システムにより、血液製剤の管理・把握がより簡便になりました。

R4年度実績

血液型検査3,936件、抗体スクリーニング検査2,656件

【血液製剤使用量】

赤血球濃厚液（RBC）・・・1,634単位
濃厚血小板製剤（PC）・・・520単位
新鮮凍結血漿（FFP）・・・20単位
自己血・・・・・・・・・・30単位
※輸血管理料Ⅱを取得（アルブミン/MAP比＝0.91、FFP/MAP比＝0.011）