一般検査

　一般検査とは主に尿検体を検査する部署です。尿検査は痛い思いをしないで十分量を確保できるため、何千年も前から検査が行われてきました。現在でも腎疾患、肝疾患や糖尿病検査などのスクリーニング検査として、または病態の指標として用いられています。
　尿定性検査・・・色調、混濁、pH、比重、蛋白、ブドウ糖、ケトン体、ウロビリノーゲン、ビリルビン、潜血、白血球反応、亜硝酸塩の12項目を自動分析装置で測定します。　
　尿沈渣・・・赤血球、白血球の血球成分や上皮細胞の種類、細菌や真菌、原虫、結晶の有無を分析装置や顕微鏡にて検査します。　

血液検査

血液中の赤血球、白血球、血小板の数や状態を調べる検査や血液を固める為に必要な要素（凝固因子）の検査を行っています。貧血、炎症、出血性素因の有無などの診断に利用されます。白血病などの血液疾患が疑われる場合には骨髄血の検査も行います。

機械での判定が困難な場合など、必要に応じて顕微鏡による目視での確認を行います。

凝固検査の機械です

生化学検査

主に血液や尿中のタンパク質、脂質、電解質等を化学的手法で測定し、肝臓、腎臓、心臓、消化器疾患などの補助診断や経過観察に役立つ検査をしています。

血清検査

感染症（C型肝炎、B型肝炎、HIV、梅毒）や、癌診断に有用な腫瘍マーカーなどの検査を行っています。