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外科ホームページリニューアル(2006.10.22)

皆様へのメッセージ
                                                                                       中津川市民病院外科部長
                                                                                                           丸山 浩高

 

 中津川市民病院のホームページを御覧の皆様こんにちは。外科部門までアプローチしていただき、ありがとうございました。中津川市民病院外科から皆様へのメッセージを発信させていただきます。
 
 中津川市民病院外科は、名古屋大学医学部第2外科の関連病院として発展してきました。私が最年長で外科の責任者をまかされていますが、4人の後輩とも、消化器外科でいえば、食道、肝臓、膵臓から直腸の拡大手術といった大手術をひととおりこなすことができ、頼もしい限りです。たくさんの患者様を担当して頂いて感謝しています。

 各資格についても当院ならびに当科の発展とともに獲得してきました。現在、当科は日本外科学会専門医修練施設、日本消化器外科学会関連施設、日本乳癌学会関連施設となっています。また当科には日本外科学会指導医、専門医、認定医はもとより、日本消化器外科学会専門医、日本消化器外科学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本乳癌学会認定医、マンモグラフィー読影認定医、さらに麻酔科標榜医まで、いずれも高度な技術、知識を必要とする資格を持つ医師が常勤して、万全の体制で診療にあたっています。
 外科の診療内容は、もちろん手術が中心であります。しかし、単に手術を行うだけではありません。手術に伴う麻酔、手術前後の化学療法からいわゆるIVRや終末期治療まで、他科と協力して幅広く行っています。
 主に行っている手術は消化器外科と内分泌外科であります。手術件数は増加してきており、昨年度は合計348件でした。この中には鏡視下手術(腹腔鏡手術、胸腔鏡手術)や乳房温存手術はもちろん、食道亜全摘、肝切除、膵頭十二指腸切除から骨盤内臓全摘、甲状腺全摘頚部郭清などの難易度が高いものも含まれています。消化器外科と内分泌外科であればまず何でもこなせるというのが自慢で、12時間以上の大手術も行っています。
 治療対象となる疾患は、消化器では食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門(肛門科も標榜しています)、肝臓、胆管、胆嚢、膵臓、脾臓の手術を必要とするものです。内分泌器官では乳腺、甲状腺、上皮小体(副甲状腺)、副腎といった臓器で手術を必要とするものです。また、以上の他に一部の肺疾患や血管疾患もカバーしています。

 中津川市民病院外科は数名の外科医でやりくりしていた時代が続きましたが、現在は5名まで増員し市民のニーズにこたえられる体制になってきました。また、最近では単に仕事をするだけではなく、より良い外科医療を行うガイドラインとして、目標をもって診療を行っております。少し書きますと、まず、患者本位の医療。当たり前のようですが、患者自身が本当に希望する治療、医学の進歩と十分なバランスをとって行う医療を目指しています。次にレベルの高い外科治療。地方の病院だからあれは出来ない、これは無理、ということは基本的にしないという事です。 病院の立地、規模、職員構成などを考えるまでもなく、世の中には様々な病院があり、病院の格の問題はあるかもしれません。でも、それ以前に自分達の専門の仕事で思う存分に実力を発揮しましょう、と日々の外科治療を行っています。三番目に安全と効率の確保(3Kすなわちキツイ、キタナイ、キケンを排除すること)です。外科医になった理由、外科医を続けている理由は、外科が3Kだからではありません。3Kは無い方がいいに決まっています。とにかく安全でないと始まりません。好きな仕事を楽しんでやれる職場を心がけています。どのような仕事も楽しくやる事が良い結果を生むと考えます。そして最後に各外科医の自己研鑽。努力して実力アップを図るのは当然の事です。各医師が常に実力の向上を目指して努力しています。
 自己研鑽の話題が出ましたのでいわゆる業績の話もします。この1年間の論文作成数は、執筆中のものと英語論文まで含めると5件です。また全国学会での発表は4件です。外科医全員での英語論文抄読会、切除臓器の検討や症例カンファレンスも定期的に行われております。以上、外科部長として満足のいくものと考えています。

 最後になりますが、本メッセージは様々な人が様々な目的で見ていらっしゃると思いますので、それに合わせて一言ずつ発言させていただきます。
 まず、患者様ないし御家族の皆様へ。我々は患者様に治療を押し付けること、あるいはあきらめて治療を放棄することをしません。状態の悪い患者様や重大な合併症を患っている患者様でも、手術を含めて見直す作業を行います。大手術あるいはリスクの非常に高い手術になる場合が多いのですが、希望にそえるようにできる限りの努力をいたします。もちろんセカンドオピニオンはいつでも受け付けますし、紹介状も書きますので安心して受診して下さい。私たちの行う治療で患者様が一日も早く回復されることをいつも願っています。
 次に研修医ないし医学生、あるいは外科医になりたい方。当科では大手術はもちろん、化学療法、プライマリケアから在宅治療まで活躍できる場はとても広いのが特長です。さらに学会での勉強から各種資格の所得や論文等々、自分の実力を高める環境も整備されています。将来的な名古屋大学第2外科あるいは第2外科関連病院への転職から海外留学まで、いずれも相談にのります。実力をつけるべく当科でがんばってみられてはいかがですか。
 また、当科で働きたい方。職種は問いません。歓迎です。電話はいつでも受け付けています。

 中津川市民病院は地方の小病院から出発し、少しずつ大きくなりつつあります。そこの外科も少しずつ大きな手術をこなせる様になりました。これは圧倒的な実力のある出来上がった外科医が来てできたのではなく、当院におられた諸先輩方をはじめとして努力を積み重ねてきたものです。われわれ外科医は外科の仕事を愛していますし、全員が発展途上と考えて、努力を少しずつ楽しく続けている次第です。今後とも中津川市民病院外科をよろしくお願いいたします。
 
                                                                                            2006年10月22日記

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