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外科紹介 2011

中津川市民病院外科、診療の紹介
                                                        

2011年2月23日
中津川市民病院 外科部長
丸山浩高

 

 中津川市民病院外科も5人体制となり診療も安定してきました。中津川でレベルの高い治療が完結出来る様に日々努力しています。

 

 今回は当科の主力の消化器外科関連について紹介します。
 メインは何といっても手術です。食道胃小腸大腸から肛門のほか、肝胆膵外科や腹部・鼠径部のヘルニアがその範囲です。特に肝胆膵の悪性疾患でも大病院にひけの取らない手術を目指しています。食道癌では化学療法を行ってから手術をする、という最先端の方法を取り入れています。痔核に関しては痔核硬化療法を行える専門医を養成して、この痔核硬化療法を導入しました。その結果、最近ではいわゆるメスを入れる痔核手術はほとんどなくなっています。小児鼠径ヘルニア以外のヘルニアは、人工補強材(メッシュ)を挿入する手術を基本的に全例行っており、再発率はほぼ0%です。
 手術を支えるのは麻酔です。当科は厚生労働省認可の麻酔科標榜医を育成し、常勤外科医5人中3人がこの資格を持っています。小児から老人、合併症のある症例まで安全な麻酔を提供出来る様に心掛けています。
 IVR(Inter Ventional Radiology)にも自信があります。腹腔内膿瘍や動脈瘤・外傷等による出血に対し、開腹せずに超音波装置や血管造影のテクニックを駆使して治療しています。成功率はほぼ100%です。
 積極的な化学療法は、癌患者の良好な予後には大変重要です。FOLFOXに代表される新しい化学療法を導入し、数と経験は十分にあると考えています。がんの治療成績、すなわち3年生存率5年生存率は10年前とは比較にならないほど向上して来ています。
 終末期医療にも力を入れています。厚生労働省のがん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会に参加した有資格者を核にターミナルケアに取り組んでいます。単に麻薬を中心とした痛みの治療を行うだけではなく、IVHポート挿入の短期入院から在宅IVHを導入したり、HOT(在宅酸素療法)を用いたりして患者様の要望に合わせた治療を行っています。最近のトレンドはグローションカテーテルです。これは、主に末梢静脈から挿入するCVC(中心静脈カテーテル)です。細径静脈留置針で静脈確保できればほぼ全例CVC留置を行えるので、大変便利で安全、有用な方法としての地位を確立しました。在宅治療に移行していらっしゃる患者様もおられます。

 

 以上のように体制の充実、実力アップにより市民のニーズに十分にこたえられるようになってきました。
 私ども外科医は手術目的の方は勿論、診断のついていない方でも、手術適応のなさそうな方でも、終末期医療に関するトラブルや悩みをお持ちの方でも心のこもった診察をいたします。
 外科医の診察は随時可能です。電話等で事前に連絡があれば曜日に関わらず担当の者がいつでも対応いたします。

 

 中津川市民病院外科は今後とも当地域の医療の向上に努めていきます。
 

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